BoRNの考える単犬種対象の意義について
BoRNの活動対象犬種はボルゾイです。縦に大きく薄っぺらい犬で、サイトハウンドという「動くものを追う」という特性を強められた犬たちです。例外も数多くありますが、一般に心身の感受性が高く、静かで美しい獣猟犬として知られています。このような犬種ごとの特性は「犬種特性」と呼ばれています。

経験
それぞれの犬種には、似通った問題行動、病気、しやすいけがなどの犬種特性があり、単犬種を対象とした活動では、この情報交換が可能になります。たくさんのしつけの専門家、訓練士の先生や獣医さんはおられますが、犬種ごとの専門的知識を持っておられる方はまだまだ多いものではないでしょう。もちろん専門家にはかないませんが、特定の犬種と暮らす飼い主の経験からの知識は、決してあなどれないものだと思います。こうした情報交換を行えることが、単犬種を対象にした活動の一番の利点と言えるのではないでしょうか。

人脈
どの犬種にもその犬種に並々ならぬ愛着を示す、マニアと呼ばれる方々がいます。マニアでなくとも、同じ犬種の飼い主さんとの情報交換は、実に興味深いものです。同じ犬種を見かけたとき、ついつい目がそちらへ行ってしまった経験のある方はおられませんか? 同じ犬種の飼い主さんに興味をもち、もっと飼い主さんのことを知りたいと思ってしまいませんか? もしかしたら同犬種の飼い主であることだけで、仲間意識も持ってしまう方もおられるかもしれません。このような横のつながりを利用して、単犬種レスキューは機能していきます。

場所
ボルゾイはごつごつと骨張った大きな犬です。ボルゾイ1頭と引き替えに、全犬種、ネコ等を対象とした保護施設では、何頭もの小型犬やネコを収容できるスペースが確保できることになります。

道具
たとえばチワワのリーシュは使えるかもしれませんが、さすがにチワワサイズのクレートにはボルゾイは入らないでしょう。このように、ボルゾイを飼っているまたは飼ったことがあるご家族は、ボルゾイの抜け毛に対応できる装備や掃除のテクニックをお持ちだったり、ボルゾイが超えようとしても超えられない高さのフェンスがついていたり、家のあれこれがボルゾイにちょうどいい作りになっていると期待していいでしょう。わざわざ一時預かりのために購入する必要もなく、それぞれのご家族にとって「あった方が便利」なボルゾイサイズのものを使用することができます。