一時預かり

一時預かりとは、日常のお世話、移送だけではなく、犬に対する占有責任も含め、獣医での健康診断、繁殖制限手術、ワクチン接種等を含めて、新しい家族の元へ送り出すまで、犬の準備期間を共に過ごす大切な仮の家族になります。新しい家族の選択においては、一時預かり担当家族の意見が重視されます。ボルゾイ経験者・またはサイトハウンド経験者を特に希望しますが、このようなご家族のみに限るわけではありません。



■ 種類

預かりの種類は、期間によって2種類あります。

1つは新しい家族が見つかるまでの数日から数ヶ月に及ぶ飼育管理を行う、長期の一時預かりです。交替または共同で一時預かりを行っていただく家族を追加で探すことはできますが、○ヶ月までと預かり期間を限定することはできません。

それから、もう1つは、緊急時の居場所確保のための、数時間から数日の飼育管理を行う、短期の一時預かりになります。

最初に協力内容を一時預かりとして、BoRNへご登録いただきますが、その後、預かり先が必要になった場合に、もう一度一斉メールにて預かり先を募集致します。その際に、可能でしたら個別でご連絡ください。預かっていただくご家族側のご条件(環境や距離など)と、犬の状態を照らし合わせてから決定致します。


■ 犬の管理について

一時預かりで一番大切な仕事は「安全な管理」です。保護犬の幸せを願えばこそ、もっと健康に、もっとお行儀良くという欲は出てきてしまいますが、それよりもまずは、逃がさないこと、ご自身もご愛犬も保護犬も、誰にも怪我をさせないことを優先しなくてはなりません。

犬が到着したら、最初に迷子札をしっかりとつけてください。次に、前後左右から全身の写真を撮ってください。この写真は里親募集用ではなく、譲渡前や譲渡後、いざ迷子になってしまった時のための保険です。

日常の管理は、できれば、サークルやクレート(バリケンやワイヤーケージ)で、保護犬は愛犬とはわけて、お散歩やトイレ、お遊び時間以外は、ハウスでの生活を中心にさせてください。明らかに何らかの伝染病を発症している場合は、初期の健康診断で発見されているはずですので、ご愛犬が日常のお散歩ができる子であれば、ご愛犬への感染は、まず心配無用なのですが、念のために、個別管理から飼育を始めてください。また、ご愛犬の多くは、新しい犬が増えることに、少なからず動揺します。喜ぶ子もいれば、しょげかえってしまう子もいます。また、保護犬も、新しい家族へ馴染もうとして、良くも悪くも不必要なストレスをかけてしまうことになります。中には、不当な暴力を経験し、見知らぬ場所で、見知らぬ人に暴力をふるわれないかと、いっぱいいっぱいに緊張している子もいるかもしれません。飢餓状態で保護され、命がけで食べ物を盗もうと考える子もいるかもしれません。あくまでも保護犬は保護犬、新しく迎えた家族ではないのですから、叱らなくてはいけない状況を作ってまで「我が家流」を教える必要は一切ありません。きちんと安全管理をすべき対象として、一歩退いた愛情をかけてあげてください。

クレートやサークルは、できればご準備いただきたいですが、お持ちでない場合には、過去にいただいた寄付品を貸与致します。着払いにて発送させていただきますので、送料ご負担ください。また、返送時も元払いにてお願い致します。


■ 費用
精算対象となるのは、初期の健康診断(フィラリア検査を含めた血液検査一般、検便、触診、視診、聴診)、基本的な予防措置(フィラリアを含めた寄生虫予防または駆除の投薬、接種済証明のない犬に関しては伝染病と狂犬病の予防注射)、預かり開始前から(原因が)あったと思われる病気や怪我の治療、繁殖制限手術、移送発生時の500円以上の高速道路利用料です。譲渡完了後に会計へ領収書の原本をご郵送いただき、精算を申請してください。預かり生活中に、管理上の問題で発生した怪我や病気(例:ドッグランへ行って走らせていたら、パッドをすりむいた。おやつを与えたらお腹を壊した。)の治療費、通常の飼育費(フード、シャンプーなど)に関しては、申し訳ありませんが、ご負担ください。よくおわかりにならない部分は、緊急時を除き、支払い前に窓口または会計にご相談ください。また、BoRNの資金状況によっては、払い戻しまでお待ちいただく場合もあります。

■ 補助費
一時預かり4ヶ月目以降に関しては、補助金が設定されています。BoRNからの補助金は「フード補助費」として、4ヶ月半から1頭につき月額5,000円で、15日未満の月は切り捨てになります。精算は譲渡完了時、他の立替分とまとめてという形で行います。フード補助費は、譲渡金額の算出対象外で、支給対象は譲渡の可能性のない一時預かり家族に限ります。

■ しつけ・訓練

預かり時よりも状態が悪化しない限り、特に改善を目指していただく必要はありません。しつけや訓練の方針は里親さん次第ですから、できるだけニュートラルでお願い致します。管理優先で、叱らなくてはいけない場面が最小限になるようにご配慮お願い致します。たとえば、クレートに慣れておらず鳴き叫ぶ犬の場合は、完全無視をしていただければ(なだめたり、軽く叱ったりすると悪化します)、多くは1晩、ねばり強い子でも3晩で諦めます。お散歩の引きの強い子は、ヘッドカラー(ジェントルリーダーやハルティ等)や引っ張り防止胴輪(イージーウォークやスポーンシリーズ等)などのご購入をご検討ください。チェーンを含め、チョーク/チェック式は賛否両論であり、里親さんが選択すべき部分なので、保護犬にはお使いにならないでください。

預かり開始直後の数日は24時間態勢で、以降も数時間内で連絡が取れるよう、窓口が常に待機しています。問題点、疑問点はすぐにお電話またはメールでご連絡ください。


■ 情報提供

預かり中の犬は、将来の里親さんの犬です。肖像権も含め、すべての権利は将来里親さんのものという扱いを致します。里親さんが決定するまでは、窓口が代理で犬のすべての権利を預かっています。従って、画像を含め、情報提供は窓口へのみ行っていただきます。ホームページやブログ等への掲載も、窓口からの指示または許可がない限り、禁止とさせていただきます。

また、里親さんの情報に関しましては、飼育の条件や環境については、譲渡検討時に相談に乗っていただきたいので、お話しすることになりますが、お名前や連絡先などの個人情報は、里親さんの希望または許可がない限り、一時預かりのご家族へお知らせすることはできません。ご了承ください。

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